マスター・オブ・ゼロ 音楽紹介 シーズン 1 エピソード 3 / Master of None Soundtrack Season 1 Episode 3
THE EQUATICS / Merry Go Round
Episode 3 / Opening Credit
Stones Throw傘下のファンク・レアグルーヴ再発レーベルの"Now Again"から 2010年に再発された一枚より。極上のサイケデリックファンクグルーヴ。
The Human League / Love Action (I believe in love)
Episode 3 / 03:13
レストランで誰をライブに誘うべきか話しているシーン。
イギリスのシンセ・ポップグループによる81年作。
TODD TERJE / Inspector Norse
Episode 3 / 20:35 -
デフがアリスに頼まれて Vine 用の動画を撮るシーン。アリスのやばさが徐々に明らかになってくるにつれて曇っていくデフの表情。
ノルウェーディスコの中心人物 Todd Terije の超名曲。
FATHER JOHN MISTY / Chateau Lobby #4 (in C for Two Virgins)
Episode 3 / 21:35 -
本エピソードのメイントピックである Father John MIsty のシークレットライブの場面で演奏される。放送されたのは2015年なので、FJMとしては 2nd をリリースしたタイミングで、そのなかからシンクルカットされた曲が使われています。FJMがこの時期からすでにアイコン的な存在であったことがわかります。
音楽を担当した Zach Cowie は元々Sub Popで働いており、Fleet Foxes のライブに同行したこともあるそうで、そのつながりがFJMの出演にもつながったそうです。(※1)
MAC DEMARCO / Brother
Episode 3 / 23:28 -
デフとレイチェルがライブ後にバーで再開するシーン。
2014年リリースの名盤2nd"Salad Days"より。
The Jones Girls / You Gonna Make Me Love Somebody Else
Episode 3 / 26:28 -
デフとレイチェルがアフターパーティーで談笑するシーン。
デトロイトのフィメール・ヴォーカル・グループ、ジョーンズ・ガールズの'79年リリースの1stに収録のガラージ・ミドルテンポディスコの名曲。
MARK MORRISON / Return of the Mack
Episode 3 / 28:00
デフがレイチェルをダンスに誘うシーン。
96年発表の UK R&B クラシック "Return of the Mack" のタイトルトラック。
デフが レイチェルを誘う際に、"This is maybe the most amazings song that's ever been created" と言っています。このダンスのシーンもその後のジャケットのポケットにのど飴入れるくだりもいいですよね、、このときまでは、、
BEACH HOUSE / Master of None
Episode 3 / End Credit
Beach House 2006年作の1stより。ドラマと同タイトルの1曲。
Beach House はデビュー時からよく聞いていたのですが、ドラマタイトルとの繋がりにはいざこの曲が流れ始めるまで気が付きませんでした。
曲をもとにドラマタイトルを決めたのか、ドラマと同タイトルの曲を使ったのかについては、明らかにされてはいないようです。Zach Cowie のインタビュー(※1)のなかでも、"この曲を使用したのは Aziz Ansari 自身のアイデアで、どちらが先だったのかはわからない" という主旨で説明されています。
Aziz も元々この曲を知っていたでしょうしタイトルを決める一因になった可能性はありますが、"Jack of all trades, master of none (多芸は無芸、器用貧乏)" という英語のフレーズがもとにあるので、単純に "この曲からタイトルを取った" ということはなさそうです。
音楽好きにはたまらない Episode 3 の音楽紹介でした。
※1 元記事はこちら