Pure X 「Pure X」
テキサス州オースティンのバンド Pure X の6年ぶりのアルバム。
Pure X - Middle America (Official Video)
大好きなバンドの久々の新譜ということでリリース直後からよく聴いてたわけですが、ようやくLPを購入できたので取り上げてみます。
1曲目の”Middle America” の粗く歪んだギターとリバーブの効いた気怠げなボーカル、やはりジザメリあたりが引き合いに出されるのはわかります。この曲は先行シングルとなっていたこともあり、アルバムリリースまでの間にひたすら聴きました。同じく先行シングルだった”Fantasy”もそうですが、これまでの作品よりもギターがノイジーな楽曲がアルバムの中で際立っている印象です。
とはいえ、”Free my heart” "Grieving Song" といった ギターリフが印象的なアシッド感の漂う曲も相変わらず良く、非常にバランスのよいアルバムです。
4作目にしてセルフタイトル作、前作から制作期間も長く取られており集大成的な位置づけの作品なのだろうと思います。 (まあ正直その間活動していたのかどうかさえ定かではないですが)
今作のリリースはブルックリンのインディーレーベル〈Fire talk〉からですが、Pure X (Pure Ecstasy)といえば〈Acéphale〉。なんと今作のリリースに合わせて〈Acéphale〉からリリースされた初期二作も〈Fire talk〉からリイシューされました。ここからコンスタントに活動していってくれたら嬉しいですね。
※ この人達は Pure Ecstasy → Pure Xに改名しています。デビュー時に Pure Ecstasy というバンドが別にいたから、という嘘みたいな理由(そんな名前つけるバンドがこの世に2つもあるのか)を記事で読んだ記憶がなくもないですが、なんにせよ大人の事情でしょう。
最後に大好きなライブ映像を。このなりで Pure Ecstasy とか言われても全く笑えませんが。
Pure X Live at Converse Rubber Tracks - Brooklyn Bound (Episode 20 - Part 2)